フィリピンへの輸出方法

フィリピンへの独特な輸出方法について共有させていただきます。
通常、日本から中古車を輸出する際にはRORO船と呼ばれる自動車専用船か、コンテナに入れて輸出をすることが多いのですが、フィリピンへは上記の写真のように独特な積み方で輸出されることが多いです。

10トンクラスのトラックのボディに別のトラックを乗せて輸出する方法で、日本語で通称「親子積み」と呼ばれています。英語では「Truck piggy backing」と呼ばれています。
まさに”親が子供をおんぶしている”姿に似ているため、そのように呼ばれるようになりました。

なぜこのような一見危険そうな積み方をするかというと、フィリピンの輸入規制ではこの積み方をすれば車両1台分のコストで輸入できるからです。一見バランスが悪く非常に危険そうに見えますが、きちんと固定をすれば運転をして船内にまで持ち込むこともでき、数万円の作業料でできるのでとても安価な積み方として人気があります。

他の国では基本的にこの積み方はできずフィリピンだけの輸出方法になりますが、私たちも初めてこのやり方を見たときは非常に驚いたので、輸出業界の豆知識として共有をさせていただきました。

日本からフィリピンへの中古車輸出は原則としてトラックのみの輸出となりますが、日本からの中古トラックの輸出量としては世界一多い国となるので、これからもフィリピンマーケットに注目をしながら戦略を進めていきたいと思います。

中古車高価買取/エブリィ/新潟県新潟市
自動車輸出・貿易コンサルティング/株式会社エブリィ
Japanese Used Truck , Bus , Car exporter / EVERYCAR.jp


「フィリピンへの輸出方法」への2件のフィードバック

  1. はじめまして。岐阜の株式会社リアルの毛利竜也と申します。弊社は自動車販売、貿易を行なっております。https://its-real.co.jp/

    この度、フィリピンから新車アルファード、レクサスLM購入を目的でインターネット検索していた中、御社にたどり着いた経緯です。突然では在りますが、ご連絡をさせて頂きました。

    御社のルートで購入は可能でしょうか。
    弊社はフィリピンで購入し中国へそのまま輸出致します。ご多用の中、恐縮です。宜しくお願い致します。

    リアル
    毛利竜也

    1. ご連絡が遅くなりまして大変申し訳ございません。コメントいただき誠にありがとうございます。
      ただ、弊社ではそのような仕入れルートは無く、ご希望に沿うことができません。
      大変申し訳ございません。
      また何かございましたら何なりとお申し付けください。
      今後ともよろしくお願いいたします。

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