一人あたりGDPから各国のモータリゼーションを考える

それぞれの国の経済環境によって差異はありますが、一般的に一人あたりGDPが3,000~5,000ドルを超えると、モータリゼーション(自動車の普及)が本格的に始まると言われています。

エブリィではこの一人あたりGDPを元にマーケット戦略を考えることもあり、海外訪問に行く際もその国の経済状況を少しかじってから行くのと行かないのとでは海外訪問の成果に大きな差が生まれます。

長い歴史の中で見れば、ヨーロッパのモータリゼーションは1920年代後半からであり、日本では1965年頃から高速道路の整備や所得上昇に伴い急速に自家用車保有率が高まりました。

では現在はどうでしょうか?
当然先進国ではモータリゼーションは安定し、地球の未来を見据えたEV化の促進や自動運転車の導入などの「CASE」と呼ばれる”100年に一度の自動車革命”なるものが進んでいますが、後進国ではまだまだ一人あたりGDPが低い国が多く、これからモータリゼーションが本格的に始まる国も多くあります。

例えば、日本から多くの中古車が輸出されている東アフリカ諸国の一人あたりGDPを見てみると、下記のようなデータが出てきます。
※2021年時点

ケニア:2,204USD
タンザニア:1,176USD
ザンビア:1,066USD
ウガンダ:1,000USD
コンゴ:608USD
モザンビーク:500USD

これらの数値から、アフリカ大陸で有数の経済大国であるケニアですらまだモータリゼーションは進んでおらず、コンゴやモザンビークではまだ一人あたりGDPが数百ドルという状況となっています。
アフリカ大陸諸国がこれからどのような経済発展を遂げるかはまだ分からない部分もありますが、モータリゼーションという観点では経済発展に伴いまだ多くの需要は隠されているのではないでしょうか。

自動車が増えることによってその国民の生活は安定し、国の経済力も向上します。
モータリゼーションをまだ見ぬ多くの国へ日本の中古車を輸出することで、その国の経済発展に貢献していきたいと思います。

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自動車輸出・貿易コンサルティング/株式会社エブリィ


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