中古車輸出の仕事を20年続け、世界100カ国以上と取引をしてきましたが、長く取引が続く顧客もいれば一度の取引で終わる顧客も多数います。
その違いは価格や商品の良し悪しだけではありません。
私が感じているのは、顧客との関係は「作ろう」として作るものではなく、日々の一つ一つの仕事の結果として少しずつ出来上がっていくものだということです。 続きを読む CEOブログ|顧客との関係の作り方
中古車輸出の仕事を20年続け、世界100カ国以上と取引をしてきましたが、長く取引が続く顧客もいれば一度の取引で終わる顧客も多数います。
その違いは価格や商品の良し悪しだけではありません。
私が感じているのは、顧客との関係は「作ろう」として作るものではなく、日々の一つ一つの仕事の結果として少しずつ出来上がっていくものだということです。 続きを読む CEOブログ|顧客との関係の作り方
株式会社EVERY TRADINGは、2006年の創業から20年という時間を中古車輸出という仕事とともに歩んできました。
当然のことながら、決して一直線ではなく、創業期の事業転換からいくつかの経営危機を乗り越え、ようやく自社の強みを生かした方向性を見出すことができました。
リーマンショックや東日本大震災、コロナショックなど、事業環境を大きく揺るがす出来事も経験してきました。
市場環境も変わりました。為替も変わり、輸出制度も変わり、顧客が車を探す方法すら大きく変わりました。
その中で最近感じるのは「長く続けることには、数字だけでは測ることのできない価値がある」ということです。
商社の仕事を端的に表せば、商品を仕入れ、それを必要とする顧客へ販売することです。企業である以上、利益を生み出さなければ事業を続けることはできませんし、「売る」という行為そのものを否定するつもりもありません。
ただ、中古車輸出という仕事を20年近く続ける中で、販売を取引の目的にしてしまうと、商社として本当に果たすべき役割を見失うことがあると感じるようになりました。
顧客が求めているのは、車両を購入することそのものではなく、その車両によって実現される仕事や生活だからです。
商社の責任は、商品を仕入れて販売し、契約どおりに引き渡せば終わるものではないと私は考えています。売り手と買い手の間に立ち、距離や情報の差、制度や商習慣の違いを埋めながら、取引が完了するまで双方をつなぎ続けることに、商社が存在する意味があります。
中古車輸出では、顧客が日本にある車両を直接確認することなく、写真や車両情報、そしてEVERYからの説明をもとに購入を決断することも少なくありません。EVERYが扱っているのは車両であると同時に、その判断を支える情報であり、取引の先にある顧客の事業でもあります。
仕事を続けていると、会社にとって大切なものは一つではないと感じます。売上、利益、商品力、営業力、スピード、資金力、組織力。そのどれもが欠ければ、会社は健全には成長できません。
しかし、特に貿易商社という仕事において、すべての中心にあるものを一つ挙げるなら、私は信頼だと思っています。
信頼こそが、貿易商社におけるセンターピンです。
中古車輸出という仕事を始めたばかりの頃、私には十分な実績も、経験に裏打ちされた知識も、会社としての信用もほとんどありませんでしたが、それでも遠い国のお客様は、まだ何者でもなかった私たちを信じ、大切なお金を日本に送ってくれました。
今になって振り返ると、その事実の重さを当時の私は本当の意味では理解しきれていなかったのかもしれません。
今でこそ、株式会社EVERY TRADINGは世界100カ国以上と取引をさせていただき、日本の中古車、トラック、バス、農機具などを海外へ届ける仕事を続けています。しかし、当然のことながら、最初から実績があったわけではありません。
信頼も、取引先も、仕組みも、十分な資金もありませんでした。あったのは、このビジネスを形にしたいという思いと、目の前の一件に向き合う姿勢だけでした。
創業当時を振り返ると、本当に分からないことだらけでした。
私たち株式会社EVERY TRADINGは、日本の中古車を世界へ輸出する仕事をしています。
中古車輸出という言葉だけを見ると、単に車を仕入れて海外へ販売している会社のように見えるかもしれませんが、私自身はこの仕事を、ただ車を売る仕事だとは考えていません。
日本で役目を終えた車を、もう一度必要としている国へ届けること。
日本で大切に使われてきた車を、世界の誰かの仕事や生活につなげていくこと。
そこに、この仕事の本当の意味があると思っています。
株式会社EVERY TRADING 代表取締役の渡部雄一郎です。
今回は、「なぜ中古車輸出という仕事をしているのか」について書きたいと思います。